その他
NTTデータイントラマート ローコードツールを高度化へ研修や認定資格の整備に力を入れる
2020/09/18 09:00
週刊BCN 2020年09月14日vol.1841掲載
ローコード開発ツールは、さまざまなソフト開発ベンダーがこぞって開発しているが、BloomMakerは、強力なワークフロー機能を持つintra-mart基盤上で動作する点が、他社ツールとの最も大きな差異化要素となる。大西直樹・執行役員セールス&マーケティング本部本部長は、「本格的なワークフローと組み合わせて使うタイプは当社が唯一」と話す。
これまでは、帳票類やウェブ画面の申請フォームなどをブラウザー上で簡単に作成できるローコード開発ツール「FormaDesigner」をメインに据えていたが、「機能的に十分ではない」(小泉忠嗣・執行役員開発本部本部長)との判断から、昨年8月にBloomMakerを新規に投入。業務ロジック部分のローコード開発を担う「LogicDesigner」と組み合わせて使う方式を加えた(図参照)。
フロントエンドの画面作成と、バックエンドのロジック部分を分けたことで、例えばLogicDesignerとRPA(ロボティックプロセスオートメーション)、SalesforceやMicrosoft 365などのクラウドサービスをAPIで連携させつつ、ユーザー企業の業務に応じた独自のカスタムアプリケーションをBloomMakerでつくるといった組み合わせが可能になった。
NTTデータイントラマートでは、「BloomMakerやLogicDesignerに精通した人材を増やしていく」(大西執行役員)方針で、同ツールの研修サービスや認定資格を新設することも検討している。ユーザー企業にintra-martを納入したSIerが、ユーザーの要望に応じてintra-martのシステム共通基盤上で動作するカスタムアプリを開発するケースは少なくないが、BloomMakerなどと併せて活用することで、複雑なカスタムアプリをより高速に開発しやすくなる。(安藤章司)
- 1
関連記事
NTTデータイントラマート、PFUとコンサルティングパートナー契約
イントラマートのシステム共通基盤「intra-mart」、YCCが「INCLSS発達・教育支援システム」に採用
「Adobe Sign」と「intra-mart」を連携、イントラマートとアドビがパートナー契約