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パナソニック ワイヤレスプレゼンテーションシステムを発売 24年に国内市場で30%のシェア獲得を目指す
2020/09/17 18:37
週刊BCN 2020年09月28日vol.1843掲載
同社の貴志俊法・メディアエンターテインメント事業部事業部長は「コロナ禍で働く場所が大きく変わる中、対面のコミュニケーション体験があるオフィスワークの価値が見直されている」とし、PressITを通じて「オフィスのさまざまなコミュニケーションの活性化をサポートしたい」と述べた。
PressITは、パソコンやタブレット端末、スマートフォンに送信機をつなぐと、受信機を接続したディスプレイやプロジェクターなどの映像表示機器の電源が自動的に入り、送信機のボタンを押すだけで画面の共有ができる。最大4分割まで可能なマルチモードや、割り込みを防止する固定モードなども備えている。映像はフルHDで表示でき、効率的な映像伝送で遅延やカクツキを抑えることができるという。オープン価格だが、実勢価格は税別24万円前後になる見込み。
富士キメラ総研の調査では、ワイヤレスプレゼンテーションシステムの市場は年々拡大しており、24年は3万台規模になる見通し。30%のシェア獲得に向けて、パナソニックコネクティッドソリューションズ社は販売会社を通じて製品の提供を進める方針。
グローバルでの展開について、貴志事業部長は「グローバルの市場は今年が35万台、24年が50万台の規模になる。当社としては24年に20%のシェアを取っていきたい」と説明。販売戦略については「単品での販売も進めていくが、テレビ会議やPCなどの“パーツ”を組み合わせ、会議や教育の現場向けのトータルシステムとしての販売にも力を入れていく」と語った。(齋藤秀平)
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