その他
エプソン 大判インクジェットプリンタの新製品 注力市場でさらなるシェア向上を狙う
2020/09/17 18:24
週刊BCN 2020年09月28日vol.1843掲載
エプソン販売の吉崎宏典・取締役特販営業本部長は、水性顔料の大判プリンタ市場について、A1プラス対応機種が構成比65%で最大になっているとし「これまでこの市場に精力的に商材を展開してきた。第一弾として2018年にSC-T3150を投入して以降、シェアは向上してきている」と語った。
その上で「SC-T3150をコストダウンし、お求めやすい価格にしたSCT-2150と、SC-T3150をベースに複合機にしたSC-T3150Mを追加投入し、最大市場でさらなるシェアアップを図っていきたい」と話した。SC-Tシリーズの今後1年間の販売目標台数は約7000台と説明した。
エプソンによると、2機種はいずれも狭い場所での利用に適したコンパクトさが特徴。SC-T3150Mのスキャナ機能は、小さな文字や細線もはっきり読み取ることができ、CAD用途に適した品質での利用が可能。11月4日に発売し価格は24万8000円。SC-T2150の発売日は9月24日。価格はオープンプライスで、エプソンダイレクトショップの販売価格は11万8000円となっている。
発表会ではこのほか、サインディスプレイ業界向けSureColorシリーズの新製品で、シリーズ初のレジンインクを搭載した「SC-R5050/R5050L」と、同じくシリーズ初となるUVインクを搭載した「SC-V7000」も披露された。(齋藤秀平)
- 1
関連記事
エプソン、スキャン作業の自動化・デジタル化で経理業務の生産性向上を支援
<Printer Maker Discussion2020>パートナー連携を強化して 業種・業務に向けた販売を拡大