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アプティオ ITコスト最適化を支援するクラウドソリューション 日本法人を設立し国内本格展開へ
2020/05/29 09:05
週刊BCN 2020年05月25日vol.1826掲載
具体的な商材としては、IT関連の支出の分析やプランニングが可能な「IT Financial Management Foundation」や、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)といったパブリッククラウドの利用・支出状況を可視化する「Cloudability」、事業部門におけるITサービス利用状況やITコストの割り当て・回収が可能な「Bill of IT」など、六つのソリューションを提供する。
成塚社長は「コストを削減・最適化するソリューションを揃えている。(ITコストの)使い方を粒度細かく可視化し、不要なところから必要なところに投資を回すためのサポートを展開する」と説明。これにより、「従来スプレッドシートを利用して行われてきたITコスト管理の置き換えやITコスト計画の自動化だけでなく、経営層などの要求に応じたリアルタイムのレポーティングが可能になるほか、削減できた運用コストを成長投資に回せる、クラウドコストの削減、IT予算の予実差異の抑制、継続的なコスト最適化などの効果が得られる」とアピールする。
日本法人の事業方針としては、商材ごとに異なるターゲットを攻める。IT Financial Management Foundationについては、「ITコストが年間50億円以上のお客様がターゲットになる」と成塚社長は説明する。一方、Cloudabilityはクラウドを積極的に利用している企業をターゲットに想定する。販売に当たっては、「パートナービジネスが重要」との考えを示し、コンサルティングファームやSIerなどと協業していく考えだ。
現在、IT Financial Management Foundationのみが日本語に対応しているが、ほかのラインアップについてもローカライズを進めていく。また、日本法人の人員は現在、成塚社長を含めて2人だが、急ピッチで体制強化を進める方針だ。(前田幸慧)
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