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日本オラクル 大阪リージョンを「フルサービス」で開設 加速するGen2 Cloudのインフラ整備
2020/02/13 09:00
週刊BCN 2020年02月10日vol.1812掲載
米オラクルは現在、「Gen2 Cloud(第2世代クラウド)」と位置付ける次世代アーキテクチャーによるクラウドインフラ整備をグローバルで進めている。例えばAWSは11年に東京リージョンを開設して以降、18年にようやく大阪に機能を限定したローカルリージョンを設置し、21年に通常のリージョンとしてほぼフルラインアップの機能を利用できる予定だ。他社の状況を見ても、オラクルが投資を強化してクラウドインフラ整備を急ピッチで進めていることがうかがえる。実際にこの1年だけでも、世界で17のGen2 Cloudリージョンを開設した実績がある。20年末までに36リージョンの稼働を目指しており、同日、大阪に加えてメルボルン、ジェッダ、モントリオール、アムステルダムのリージョン開設も発表した。
エンタープライズIT市場で多くの顧客を持つオラクルらしく、Gen2 Cloudではセキュリティ、パフォーマンスを重視し、ミッションクリティカルなワークロードのクラウド化にフォーカスしてきた経緯がある。大阪リージョンの開設にあたって、竹爪執行役員も「エンタープライズのために再構築したクラウドであり、セキュリティを最優先に考えているし、パフォーマンスやコスト、先進のデータベース技術を核にしたデータマネジメントでも優位性がある」と改めてアピール。まずは既存のオンプレミスのワークロードのクラウド化需要などを捉えてクラウドビジネスの成長を図る考えだ。(本多和幸)
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