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林新会長「販売を進化させる」13年務めた大塚前会長は名誉会長に――JCSSA

2019/07/01 07:30

週刊BCN 2019年06月24日vol.1781掲載

 日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA)の新会長に6月14日付でソフトクリエイトホールディングスの林宗治社長が就任した。なお、前会長の大塚商会の大塚裕司社長は名誉会長に就く。

大塚裕司名誉会長(右)に花束を贈呈する林宗治新会長

 大塚氏は、2006年6月に就任して以来、13年にわたり会長職を務めた。会員の増加に尽力し、就任期間中に法人向け販売店を中心に約230社までに増やした。今年1月の新年賀詞交歓会で、任期途中で世代交代をする意向を明らかにし、当時副会長だった林氏を選出した。その際、林氏は、「10年後には販売店の仕事がなくなっているかも、という危機感がある。販売店が生き残るためにどうすべきか、6月の総会の後で話したい」と語っていた。

 6月14日の総会後の懇親会で林新会長は、JCSSAのスローガン「ITで日本を元気にする」に加え、サブスローガンとして「販売を進化させる」を掲げた。業界内では販売店ごとのルールや慣習があり、それが業界の変化を阻害しているとした。

 その具体例として林新会長は「クラウド販売は、計上のタイミングなど各社ごとのルールがあり、標準化が遅れている。標準化するだけでなく、シンプルで手順が少ない形にしていくことで、雑事にとらわれている時間を短縮し、スピード感をもって流通量を増やしたい」と説明。会員に向けて「ともに販売を進化させよう」と呼びかけた。

 このほか、副会長にはハイパーの玉田宏一社長(留任)、SB C&Sの高瀬正一・取締役ICT事業・法人サービス事業・先端技術担当(新任)が、専務理事には窪田大介氏が就任する。なお、前副会長のシー・シー・ダブルの金成葉子社長は理事に、前専務理事の松波道廣氏は理事を退任し特別参与となる。(山下彰子)
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外部リンク

JCSSA=https://www.jcssa.or.jp/