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クラウドサービスと組み合わせ 進化する複合機が誕生 国内で月間1万5000台の販売を見込む――リコー
2019/01/28 08:00
週刊BCN 2019年01月21日vol.1760掲載
RICOH IM Cは、7機種16モデルを用意する。全モデルに10.1インチの大型フルカラータッチパネルを用意し、タブレットを操作する感覚でさまざまな業務を行えるようにした。また、導入後も基本性能を最新の状態にアップデートできる「RICOH Always Current Technology」を初めて実装した。これにより、RICOH Intelligent WorkCoreでは、業務に合わせて必要なアプリケーションを月単位の契約で利用できるほか、アップデートにより最新のセキュリティー、最新の機能を使うことができる。
同社はこれまでもクラウドに対応した複合機を提供してきたが、ソフトウェアのアップデートはハードウェアの買い替えで対応してきた。今回、ソフトウェアアップデートに対応したことで、ハードウェアの買い替えサイクルが長期化する可能性もある。それに対し、リコーの山下社長は「業界を挙げ付加価値ビジネスを実現したい。日本では月間1万5000台、グローバルでは月間5万台の販売を目指したい」と語った。
RICOH Intelligent WorkCoreの拡販に当たっては、リコージャパンが既存商材も組み合わせて業種・業務別ソリューションを構築し、ユーザーに提案する。
RSIのアプリケーションパートナーには、基幹業務アプリケーションではオービックビジネスコンサルタント、OSK、ピー・シー・エー、応研など、CRMではサイボウズなどが名を連ねている。今後はさらにパートナーを増やし、アプリケーション数を現在の83から3月末までに100以上に増やしていく。これにより、中小企業のオフィスワークの自動化・省力化を進めたい考えだ。
今年春にはパートナープログラム「RICOH Smart Integrationパートナープログラム」を公開する。APIやソフトウェア開発キット(SDK)を活用し、パートナーが容易に連携するアプリケーションを拡充できる体制を整えていく。(山下彰子)
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