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レノボ・ネットアップ連合の第一弾 ユニファイドストレージ市場に参入 レノボは事業拡大、ネットアップは中国進出を狙う
2018/10/30 09:00
週刊BCN 2018年10月22日vol.1748掲載
レノボは現在、サーバー中心のビジネスを展開している。数年前からスーパーコンピューター事業を強化。順調に拡大し、今年6月にはグローバルで1位のシェアを獲得した。今後は、IoTが普及し、データが爆発的に増大することを見据え、ストレージ事業を強化する方針を掲げた。同社のストレージ事業は、ラインアップが少なく、売上構成比は1割前後。これを解決するために、ストレージベンダーであるネットアップとの協業が必要だった。
協業の第一弾として、10月12日に発表したのがユニファイドストレージ「Lenovo ThinkSystem DMシリーズ」とブロックストレージ「Lenovo ThinkSystem DEシリーズ」の2シリーズだ。レノボのハードウェアの上に、ネットアップのストレージOS「ONTAP」やネットアップのSAN OS「SANtricity」をベースにした「Lenovo SAN Manager」を搭載する。さらに、サーバーなどを管理できるソフトウェア「Lenovo XClaity」に対応させ、ThinkSystemサーバーやストレージ、ネットワークなどを統合運用できるようにした。
レノボのコストパフォーマンスと、ネットアップのソフトウェアを備えた新シリーズ。ストレージ市場に新しい風を巻き起こすことができるか。(山下彰子)
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