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POWER EGG“つながり”を強化 金融を足掛かりに民間への拡大を目指す――ディサークル
2018/10/02 09:00
週刊BCN 2018年09月24日vol.1744掲載
まず、一つめのコンセプトは「業務アプリとつながる」。APIの拡張により多くの業務アプリケーションと連携できるようした。SalesforceやOffice 365、mcframeを含む主要アプリケーションをカバーしている。二つめが、「いつでもどこでもつながる」。スマートフォン対応を強化したことで、PCのオペレーションのほとんどをスマホで実現。これにより、フレキシブルな働き方が可能になる。三つめが「企業と企業がつながる」。19年に追加予定のコラボスペース機能は社外との情報共有を強化するもの。内向きに閉じられていたPOWER EGGの環境をユーザー同士がつながれるようにすることで、企業間の協創を促進していく。西岡社長は、「三つの『つながり』により、働き方を変え、ビジネスを変えたい」と今後の意気込みを語った。
POWER EGGは、グループウェアやダッシュボード、社内メールを一括して提供しており、現在のユーザー数は1300社にのぼる。中でも金融業界での導入が活発で、すでに31行庫が導入済み。今後は地方銀行で40行以上を目指すほか、一般企業にも展開していく計画だ。
同社の内田晃司取締役は、「金融に注力しているが、実は納入先で多いのは一般企業。われわれの主戦場は一般企業という軸に変わりはない」とした。いち早く金融業界で圧倒的な実績を積み、ここを足場に一般企業を開拓し、ユーザーの拡大につなげる考えだ。
今回の強化はAPIの拡張とスマホ対応の強化がメインとなっているが、19年中には前述のコラボスペースに加え、チャットボット機能、AIアシストといった機能を順次追加していく予定。(銭 君毅)
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