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大判プリンター市場の首位奪取へ 4色機の販売を強化 低・普及価格帯モデルでシェア獲得を狙う――エプソン
2018/09/10 09:00
週刊BCN 2018年09月03日vol.1741掲載
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吉崎 宏典
取締役 特販営業本部長
今後成長が予測される大判プリンター市場で、同社の販売台数シェアは22%(同社調べ)で業界3位。今後アナログ印刷からデジタル印刷への転換が進むサイネージ、テキスタイル、ラベルを新規開拓領域と位置づけ注力していく。
エプソン販売の吉崎宏典・取締役 特販営業本部長は、大判プリンター市場について「インク数別に市場をみると、8色以上の多色機のカテゴリーシェアは2割で、4色機が8割を占める」と説明。さらに、カテゴリー別の同社のシェアでは、多色機市場では39%を獲得しているが、4色機市場では19%とやや低い。大判プリンター市場でシェアを高めるためには4色機の製品、販売戦略を強化する必要があるとした。「4色機市場でシェアが低い要因は、製品ラインアップの少なさにある。そこで今回新製品を投入することにした」と吉崎取締役は話す。
そこで、SOHOのCAD分野向けにエントリーモデル「SC-T3150/SC-T5150」を投入した。製品だけではなく販売チャネルも増強し、既存チャネルを引き続き活用するとともに、ECサイトでの販売も強化する。販路を拡大・強化することで販売台数を伸ばしていく計画だ。今後も機能を充実させた機種のラインアップを拡充し、国内の4色機のシェアを3~4割に引き上げ、大判プリンター市場の首位奪取を狙う。(山下彰子)
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