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レノボ・ジャパン OPSWAT製セキュリティソフトを提供
2017/06/22 09:00
週刊BCN 2017年06月19日vol.1682掲載
レノボ・ジャパン(レノボ、留目真伸社長)は、米OPSWATのセキュリティソフトウェア「OPSWAT Metadefender」とレノボのサーバー製品を組み合わせたセキュリティソリューションの販売を開始した。サーバー、ストレージなどのエンタープライズ製品を含むデータセンター事業の売り上げが減少傾向にあるなかで、ソフトとハードの組み合わせによるソリューションの提供で今後の事業成長を描くレノボだが、同社として、セキュリティ関連製品を提供するのは今回が初めて。(前田幸慧)
OPSWAT Metadefenderは、最大約30種類に及ぶマルウェア対策エンジンを併用し、検知率を向上できる既知のマルウェア対策、ファイルの無害化による未知のマルウェア対策、250以上のアプリケーション、1万5000以上のバージョンを対象に、ぜい弱性を検出する既知のぜい弱性対策機能を提供する。同製品を開発するOPSWATは、2002年に米国で設立。とくに重要インフラ事業者からの評価が高く、グローバルで1000社を超える企業への導入実績をもつ。昨年12月に日本法人を設立しており、今年1月に開催したメディア向けの発表会では、レノボが昨年4月に開始したパートナープログラム「Lenovo Togetherプログラム」へ参画し、同社のサーバー製品と組み合わせて製品提供を行うことを明らかにしていた。
橘 一徳
データセンター
ソリューション事業
ソリューション営業本部
本部長
現在、ハードウェア市場全体が縮小傾向にあるなかで、レノボのサーバービジネスも同じく苦境のただ中にある。17年3月期の通期業績において、同社グローバルにおけるデータセンター事業の年間総売上高は10.6%減の41億米ドルだった。橘本部長は、「今後新しい製品も出てくる予定」と、ラインアップの拡充も示唆している。ハードとソフトを組み合わせたソリューションビジネスを中心に、サーバービジネスを立て直していく姿勢がうかがえる。
早川哲郎
ソリューション営業本部
ソリューション&
製品技術部担当部長
レノボ・サーバー・
エバンジェリスト
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