その他

国内SaaS市場の現状と未来 生き残りをかけた戦いが本格化

2012/12/06 14:53

週刊BCN 2012年12月03日vol.1459掲載

 国内SaaS市場で競争が激化している。急成長を遂げる裏で、上位ベンダーによる寡占化の傾向が強まっている。近年はSaaSの年間売り上げが10億円を超えるシナジーマーケティングやブイキューブなどのベンダーが登場してきた。調査会社のミック経済研究所のデータでは、シナジーマーケティングはCRM(顧客関係管理システム)分野でトップシェア、ブイキューブはウェブ会議システム分野でシスコシステムズに次いで2位となっている。どちらの分野も上位2社の占有率は増加傾向にある。生き残りの条件は、変化へのすばやい対応と投資だ。SaaSの販売活動では製品力はもちろんだが、さまざまなパートナーの協力が欠かせない。さらなる事業拡大を狙って、グローバル市場への進出も重要だ。(信澤健太)

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