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地方のITベンダーが生き抜く道 ニアショア開発で巻き返し狙う

2012/10/18 21:03

週刊BCN 2012年10月15日vol.1452掲載

 北海道に本社を置く複数のソフト開発会社は、「北海道ニアショア開発推進協会(仮称)」を共同で新設する。協会の活動の狙いは、首都圏の大手ITベンダーがアウトソーシングする開発プロジェクトを、北海道のソフト会社が獲得しやすくすることにある。大手ITベンダーは、ここ10年、開発プロジェクトの一部を人件費が安い海外のソフト会社に外注(オフショア開発)する傾向にある。一方で、思惑通りに開発コストを削減することができないとか、カントリーリスクを回避したいと考える大手ITベンダーも存在する。北海道のソフト会社は、大手ITベンダーが地方のソフト会社に外注(ニアショア開発)する案件が増えていることを実感しており、新団体を通じて、北海道をニアショア開発地区としてアピールする。(木村剛士)

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