その他

76社のICT経営トップに聞く 08年の注目分野と商機は何か?

2008/01/14 14:53

週刊BCN 2008年01月14日vol.1218掲載

 2008年は「仮想化」と「SaaS(Software as a Service)」がビジネスの拡大に影響するキーワードとなりそうだ。週刊BCNが国内ICT・流通業界76社の経営トップから回答を得た年頭アンケート調査によると、回答者の大半が、IT投資や運用コストを削減してシステム全体を効率化する企業ニーズの高まりを受け、仮想化やSaaS、あるいはSOA(サービス指向アーキテクチャ)を駆使したシステム提案が商機をつかむうえで重要と判断しているという結果が出た。加えて、アライアンス先としてもSaaSや基幹システムのアウトソーシングなどの需要が増すことを想定し、ネットワーク環境の構築に実績のあるNIerとの連携を模索するベンダーが目立ったのも、08年の特徴といえる。地域別に注目している地区(東京・名古屋・大阪を除く)に関する質問では、07年に引き続き「九州地区」への期待が大きい。しかし、全体としては、自治体案件などの減少に伴い、「東・名・阪以外には期待していない」との回答が多く、「首都圏集中」の傾向がさらに強まりそうだ。

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