その他
ミラクル・リナックス ISV向け支援プログラム強化
2005/06/27 21:10
週刊BCN 2005年06月27日vol.1094掲載
ミラクル・リナックス(佐藤武社長)は、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)との協業を強化する。同社が開発・販売するサーバー向けLinuxOS「ミラクルリナックス」上で動作する業務アプリケーションソフトを増やすため、ISV向けパートナープログラムを7月末に刷新する。また、中国レッドフラッグソフトウェア(クリス・ツァオ社長)と韓国ハーンソフト(ジョン・ジンビクCEO)の2社と共同開発したLinuxOS「Asianux(アジアナックス)」に対応するソフトも増やすため、パートナープログラムを7月末をめどに初めて設ける。対応アプリケーションを増やすことで、システムインテグレータ(SI)やディストリビュータが「ミラクルリナックス」を採用しやすいようにし拡販を狙う。
対応ソフトベンダーを2倍に
「アジアナックス」向けにも新設
「ミラクルリナックス」のISV獲得施策では、現在稼動しているパートナープログラム「ウィズミラクル」を7月末までに刷新する。ISVの業務アプリケーションソフトと「ミラクルリナックス」との動作検証支援や、トラブルが起きた場合の技術サポートを新たに提供するプログラムを設ける。
また、販売面でも支援する。SIやディストリビュータが「ミラクルリナックス」に対応するアプリケーションソフトが即座に分かるように、ウェブサイトでの告知のほか、「ミラクルリナックス」上で動くアプリケーションソフトやメーカーを一覧にした100ページ程度の冊子を11月までに作成する予定。SIやディストリビュータに配布することで、ISVの持つソフトを広めていき、売り上げ拡大につなげる。
一連の支援施策により、「ミラクルリナックス」の次期バージョンを発売する10月末までに、対応アプリケーションを持つISVを「現在の100社から200社に増やす」(児玉崇・営業部部長兼戦略事業推進室室長)計画だ。
一方、中国レッドフラッグソフトウェアと韓国ハーンソフトの2社と共同開発したLinuxOS「アジアナックス」の対応アプリケーションも増やすため、7月末をメドにパートナープログラムを新設する。
「ミラクルリナックス」の場合、主に日本市場でビジネス展開するISVが対象だが、「アジアナックス」では中国、韓国でもソフトを販売したいISV向けのプログラムとする。「アジアナックス」に対応するための技術支援のほか、中国や韓国で販売するための販路構築も支援する。レッドフラッグソフトウェアやハーンソフトを通じ、販売代理店となる現地ITベンダーの紹介なども行っていき、ISVの海外での販売を支援する。
児玉部長兼室長は、「『ミラクルリナックス』、『アジアナックス』ともに、販売を伸ばすには対応アプリケーションが不足していることが最大の課題」としており、ISVの企業規模を問わず、対応アプリケーションの数を増やすことで、情報システム構築において両OSを採用してもらいやすい環境を整える。
ミラクル・リナックス(佐藤武社長)は、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)との協業を強化する。同社が開発・販売するサーバー向けLinuxOS「ミラクルリナックス」上で動作する業務アプリケーションソフトを増やすため、ISV向けパートナープログラムを7月末に刷新する。また、中国レッドフラッグソフトウェア(クリス・ツァオ社長)と韓国ハーンソフト(ジョン・ジンビクCEO)の2社と共同開発したLinuxOS「Asianux(アジアナックス)」に対応するソフトも増やすため、パートナープログラムを7月末をめどに初めて設ける。対応アプリケーションを増やすことで、システムインテグレータ(SI)やディストリビュータが「ミラクルリナックス」を採用しやすいようにし拡販を狙う。
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