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業務ソフト、今年は「売り手市場」 ネット化など“新潮流”が牽引

2003/06/23 15:00

週刊BCN 2003年06月23日vol.995掲載

 個人事業主や中堅・中小企業向けの財務・会計ソフトウェア市場は、法改正に対応したカスタマイズやネットワーク版への移行ニーズなどが牽引し、以前までの悲観的な見方を覆し、昨年1年間で全体が底上げされた。財務・会計ソフトは近年、機能的な差別化が難しく、ネットワークやVPN(仮想専用網)といった”新潮流”への対応に加え、法改正にともなうシステム導入後の保守・サービス対策など、付加価値の提供で競争が激化する傾向にある。今年は、昨年以上にプラス要因があるといわれ、2000年問題(Y2K)以来の「売り手市場」になりそうな気配。先を見越した各社の差別化戦略は大詰めを迎えている。(谷畑良胤●取材/文)

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