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「03年度はパソコン事業を強化する」 メーカー各社、利益確保を模索

2003/05/12 15:00

週刊BCN 2003年05月12日vol.989掲載

 国内大手メーカーが、相次ぎパソコン事業の立て直しに乗り出した。NECは、製販一体となったパソコン事業の新会社を設立。ソニーはパソコン本体に加え、周辺機器も「VAIO(バイオ)」の名称に統一するブランド戦略で、収益性を高めていく。採算が悪化の一途をたどるパソコン事業は、多くのメーカーにとって“頭痛のタネ”。しかも、2002年度の国内パソコン出荷が2年連続で前年度割れとなり、今後も楽観は許されない状況だ。各社は「確実に利益を出せる体制」(NEC)へと転換を図ったうえで、新たな市場開拓につなげていきたい構え。(佐相彰彦●取材/文)

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