IT・家電の「美」を追求
<IT・家電の「美」を追求 美味・美観・美技>今回のテーマは「美観」 パナソニックのブルーレイDIGA
2015/12/03 18:44
週刊BCN 2015年11月30日vol.1606掲載
世界初にこだわるブランド戦略
AVC商品部テレビ・
ビデオ商品課
中西智紀 氏
DVDからブルーレイへの高画質化が進んだようにUHDブルーレイも再現領域をさらに拡張した。4K解像度(3840×2160ドット)はもちろん、映像業界でトレンドになりつつあるHDR(ハイダイナミックレンジ)にも対応する。4K/8K放送向けに策定された「BT.2020」の広色域信号をサポートするなど、全面的にスペックが上がった。
しかし、現時点でUHDブルーレイのコンテンツはまだ登場していない。先行して対応レコーダーを出したパナソニックの狙いについてAVC商品部テレビ・ビデオ商品課の中西智紀氏はこう語る。「業界関係者が注目しているのがHDR。階調表現が豊かになり、映像作品を制作するときの絵づくりが根本的に変わる」。具体的には、輝度の表現範囲が0~100nitから0~1000nitに拡張されるので、製作者側の表現の幅は圧倒的に広がる。業界に先駆けて対応製品を発売することで、レコーダー市場をリードするパナソニックのブランドを高める。「ユーザーがDIGAを選択する理由に挙げる“高機能”と“信頼性”のさらなる訴求のため世界初にこだわった」(同氏)と語る。(BCNランキング 大蔵大輔)
「DIGA DMR-UBZ1」
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