BCNアナリストの店頭市況
<BCNアナリスト道越一郎の「家電なんでも分析」>iPhone 6s/6s Plusの販売初速、6s 64GBが6割でソフトバンクがトップ
2015/10/15 16:51
週刊BCN 2015年10月12日vol.1599掲載
iPhone 6s は4.7インチ、iPhone 6s Plusは5.5インチ、容量はそれぞれ16GB、64GB、128GBとラインアップの大枠は昨年を踏襲した新iPhone。発売直後3日間の販売台数構成比では、6sが89.0%、6s Plusが11.0%と、初速は4.7インチモデルが9割近くを占めた。
内訳は、最多の6s 64 GBモデルに続いて、同じく6s 128GBモデルが16.0%、6s 16GBモデルが12.8%だった。6s Plusでは64GBモデルの5.9%で最多だったが、構成比は1ケタにとどまった。大容量化は確実に進んでおり、昨年のiPhone 6/6 Plusの発売直後に比べて、64GBモデルの構成比は8.3ポイントも拡大した。
一方で、5.5インチモデルの構成比は6.7ポイント縮小しており、現時点では、ファブレット化の進展は足踏み状態だ。
2013年に主要キャリアすべてで取り扱いが始まったiPhoneは、この年、iPhone 5s/5cで飛躍的に販売台数を伸ばした。14年のiPhone 6/6 Plusでは、初めて画面サイズを2ラインアップで展開し、さらに売り上げを拡大させた。iPhone 6s/6s Plusでは、このような目新しい展開が乏しい。
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