BCNアナリストの店頭市況
<BCNアナリスト道越一郎の「家電なんでも分析」>iPhone 6 Plusの割合は17.2%、iPhone 6s Plusでは3割以上まで伸びる?
2015/10/01 16:51
週刊BCN 2015年09月28日vol.1597掲載
iPhone 6/6 Plus発売からこの8月までの1年間、モデル別の販売台数(BCNランキング集計)は4.7インチのiPhone 6が82.8%と大部分を占めた。
5.5インチのiPhone 6 Plusは17.2%と2割に満たない。5.5インチでは手に余ると敬遠する声も聞かれたこともあり、片手でも操作しやすい4.7インチのiPhone 6に軍配が上がった。
とはいえ、スマートフォン(スマホ)の大画面化は着実に進展している。2012年7月時点では平均インチサイズは4.17だったが、この7月では4.92と5が目前。特にiPhone 6/6 Plusが発売された14年9月以降、画面サイズの大型化がスピードアップしており、間違いなく大型化したiPhoneがこの流れをけん引したものとみられる。
MMD研究所が9月に実施した「2015年新iPhone購入意向調査」によると、 興味があるサイズは「4.7インチ」が46.4%、「5.5インチ」が33.6%、「4インチ」が31.4%と、4.7インチと5.5インチの関心度合いが拮抗している。
一方で、小さいモデルの発売もあるかもという前評判を受け、4インチに興味を示すとする声も3割以上あった。依然コンパクトモデルへのニーズも根強いようだ。とはいうものの、新製品ではiPhone 6s Plusの構成比が高まり、ファブレット化はさらに進むことになりそうだ。
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