BCNアナリストの店頭市況
<BCNアナリスト道越一郎の「家電なんでも分析」>「何かとつながる」伸びる予兆 カメラをドローンに搭載
2015/09/10 16:51
週刊BCN 2015年09月07日vol.1594掲載
「2020年には年商100億を超える企業にしたい」と語る谷口恒代表取締役は「建築業界からの引き合いが多く手ごたえを感じている」と話す。試作機「AS-MC01P」は、GPSが使えない場所でもカメラの映像をたよりに、あらかじめ設定したエリアを自律的に飛行する。オペレーターは飛行中ただ見守るだけ。この「AS-MC01P」に搭載したカメラは、ソニーのレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」。普通なら「GoPro」を検討するところだ。
まだまだ市場が立ち上がったとは言い難いレンズスタイルカメラだが、オリンパスもこの3月、同様の製品「OLYMPUS AIR A01」で参入。コンセプトはソニーより明快。オープンプラットフォームカメラ(OPC)と銘打ち、OPC Hack & Make Projecを立ち上げ、AndroidとiOSのアプリが開発できる開発キット(SDK)を提供したり、OPCの接合部分や外形の3Dデータも提供している。コラボレーションを前提としたカメラだ。モノのインターネット(IoT)が進展するにしたがって「何かとつながることありき」の製品は、これからまだまだ増えてくる。
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