スマートフォンの勢いは、SIMロックか否かでまったく異なる。3月、SIMフリーモデルは前年同月比273.3％と3倍弱の伸びを示している一方、SIMロックモデルは80.3とほぼ2割減と著しく減少している。この落ち込みは昨年、大規模に行われた「キャッシュバック合戦」で顧客を取り合った余波といえるが、大きなコントラストだ。

　SIMフリーモデルの販売台数構成比は8.2％と少数派だが、スマートフォン全体でも前年同月比85.1と伸び悩むなか、SIMフリーモデルへの期待は大きい。後はSIMを供給するMVNO（仮想移動体通信事業者）のサービス充実を待つばかりだ。（道越一郎）

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