新会社としてスタートしたVAIOは、2月16日、ゼロから開発した初めての新製品「VAIO Z」と「VAIO Z Canvas」を発表した。2014年2月6日にソニーがVAIOの売却を発表して1年、ようやくの再スタートだ。

　究極の道具をめざし、高価格帯の19万～20万円台後半で販売する。1月現在、15万円以上のノートPCの販売台数構成比は全体のわずか2.0％。かなりニッチな市場だ。ノートPC市場は昨年に比べて10万円未満の構成比が高まってきており、平均単価は昨年1月比で9200円も安くなった。こうした逆風のなか、新生VAIOがどこまで戦えるかに注目が集まる。（道越一郎）

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