パソコン販売の戻りが鈍い。12月の販売台数前年同月比は、ノートPCで75.9％、デスクトップPCで84.6％、タブレット端末で95.0％と、いずれも前年を割り込んだ。これは昨年9月以来で3か月ぶり。全体でも84.3％と2ケタ割れの状態だ。

　昨年の6月から8月にかけて、あるいは、10月から11月にかけては、販売が戻る動きを示していたものの、不安定な状態が続いている。一方、価格は下がっている。パソコン全体の平均単価は12月、前年同月比で11.2％下落した。にもかかわらず、販売台数の拡大にはつながっていない。こうした動きは、しばらくの間、続きそうだ。（道越一郎）

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