2万円以上のイヤホン・ヘッドホンの販売が伸びている。4～7月は増税の影響もあって前年割れを喫したが、8月以降は順調に拡大。11月は前年同月比で145.6％と大幅な伸びを記録した。

　市場全体では1万円未満のモデルが大半を占めており、平均単価は2000円台半ば。売れ筋は2000円前後だから、2万円以上の製品は販売数量構成比で全体の1.3％に過ぎない。しかし、携帯オーディオプレーヤーのハイレゾ化と相まって、高音質に対するニーズは着実に高まっており、最も手軽に音質向上が期待できるイヤホン・ヘッドホンで高級化が進んでいる。（道越一郎）

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