レンズ一体型デジタルカメラ（コンパクトデジカメ）の売り上げに薄日が差してきた。

　高性能カメラを搭載するスマートフォンが増えたことで、依然として競合は激しく、販売台数・金額とも前年割れの状態だが、8月に入ってマイナス幅が縮小。販売金額が前年同月比で97.2％と、前年並みまであと一歩のところまで回復してきた。台数は87.5％と2ケタ割れだが、こちらもマイナス幅は徐々に改善してきている。販売台数の推移をみると、この6月に底を打った可能性がある。ユニークな新製品も登場し、これから年末商戦に向けてが販売回復の正念場になる。（道越一郎）

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