薄型テレビの販売金額前年同月比が、2011年7月以降、初めて2ケタ乗せを果たした。このところ進んでいる大型化や4Kテレビの拡大などが平均単価を上昇させ、販売金額の底上げにつながったものとみられる。

　11月、薄型テレビの販売金額前年同月比は16.3％増。販売台数こそ4.1％減とわずかながら昨年に届かなかったものの、販売金額が前年を上回ったのは8月、10月、11月と2011年7月以降3回目で、今回が最大だ。回復の足取りはしっかりしてきた。年末商戦に向けて徐々に活気を帯び、販売台数の前年越えもみえてきた。（道越一郎）

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