デジタルカメラの画質を左右する撮像素子（CMOSイメージセンサなど）の大型化が進んでいる。1/1.7型以上の撮像素子を大型と規定すると、デジタルカメラ全体で大型撮像素子を搭載したモデルの販売台数構成比は、昨年8月は19.2％。これに対して今年8月は32.9％と、13.7ポイントも拡大した。さらに、販売金額では67.3％を占めるまでに成長している。日本のデジタルカメラ市場は、3割の大型センサ搭載モデルで、7割の売り上げを稼ぎ出す構造に変化してきたといえる。スマートフォンとの差異化が大きな理由だが、今後もこの傾向は続くだろう。（道越一郎）

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