スマートフォンの販売台数前年同月比が、7月に19.8％減と初めて2ケタの減少を喫した。日本のスマートフォン市場が立ち上がった2008年7月のiPhone発売後、初の2ケタ割れだ。1月から4月までも4か月連続で前年を割ってはいたものの、いずれも小幅なマイナスにとどまっていた。だが、ここにきて急ブレーキ。その要因は、NTTドコモの不振にある。7月のキャリア別の販売台数前年同月比は、ソフトバンクが8.2％増、auが3.2％減と、いずれも前年並みの水準だったが、ドコモだけは39.8％減と大幅マイナス。ドコモのツートップ戦略が完全に裏目に出たかたちだ。（道越一郎）

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