コンパクトデジタルカメラの画素数競争が再び激化している。このところ1割前後で推移していた1800万画素以上の製品の販売台数構成比は、6月に21.4％と初めて2割を突破。1600万画素以上のモデルは76.4％と、8割に迫る水準にまで拡大している。スマートフォンとの差異化で高画素モデルが増えているのと同時に、撮像素子が1/1.7インチ以上のいわゆる高級コンパクトが14％まで拡大しているのが要因だ。高画素化による画質の向上には、撮像素子サイズの大型化が不可欠。今後もコンパクトの高級化は続くと思われる。（道越一郎）

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