薄型テレビの大型化が本格的に始まった。平均画面サイズが初めて2か月連続で32インチを超え、6月には32.8インチと過去最大を記録。40インチ以上の台数構成比も、30.2％と初めて3割を突破した。この影響で、薄型テレビ全体の税抜平均単価は3か月連続で上昇。昨年6月の5万100円から、今年6月には5万7500円と、13か月で14.8％も値上がりした。市場全体では長らく2桁台の前年割れが続いていたが、6月の販売金額前年同月比は7.5％減と、マイナス幅が急激に縮小。大型化を軸に、市場は徐々に回復し始めている。（道越一郎）

>> 【詳細はこちら】実売・市況・ランキング BCNマーケティング