マウスの販売数量が3か月連続で前年を割った。ノート/デスクトップパソコンの販売不振やタブレットへの移行など、パソコンの市場構造の変化がマウス市場に影響を及ぼしている。2011年から12年にかけて、無線タイプと有線タイプの価格差が縮小し、主流が有線から無線に移行した。単価の下落で全体の販売金額は前年割れが続いたものの市場は活性化し、販売数量は拡大基調にあった。ところが、折からの円安やPC販売の不調を受けて勢いは減速。まだPCほどの大きなマイナスではないが、ポインティングデバイス（入力機器）の再定義も含め、新たな戦略立案が求められそうだ。（道越一郎）

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