2月に登場した日本マイクロソフトの「Office 2013」の立ち上がりが鈍い。同社の統合ソフト全体では4月の販売本数前年比は2桁増で、一見好調にみえるが、売れているのは旧版「Office 2010」のほう。「2013」の構成比は4割に満たない。アップグレード優待パッケージが「Professional版」しかないうえ、Windows Vista以前のOSが「2013」のサポート対象から外れたことが影響しているようだ。PC市場自体も前年割れが続いており、タブレット端末を含む新しいPC市場に、統合ソフトがどう対応していくかが問われているといえる。（道越一郎）

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