パソコンの2013年春商戦が不発に終わった。これまでプラスで推移してきた販売台数前年同月比が、一番の商戦期である3月に93.8％と前年割れを記録。販売金額でも2ケタマイナスの89.5％まで落ち込んだ。とくにノートとデスクトップという従来タイプが不振。Windows 8効果が薄かったことと、円安でタッチパネルなどの部材価格の上昇による平均単価の上昇が主な要因とみられる。一方、パソコン全体の約3割を占めるタブレット端末は、台数前年同月比が倍増ペースで伸びてはいるものの、全体を押し上げるまでには至らなかった。市場構造は大きく変わりつつある。（道越一郎）

>> 【詳細はこちら】実売・市況・ランキング　BCNマーケティング