薄型テレビのサイズが二極化してきた。エコポイントと地デジ化特需を経て、売り上げが落ち込んでいる薄型テレビだが、40型以上の中・大型の製品と20型台以下の製品構成比が拡大し、これまでの売れ筋だった30型台の製品が縮小している。

　昨年10月と販売台数構成比を比べると、30型台では8.1ポイント減少している一方で、40型以上では5.5ポイント、30型未満では2.7ポイント拡大している。

　ソニーが大型製品を中心に急速に伸ばし、新興のオリオンが安価な小型製品でシェアを伸ばしているのが要因だ。（道越一郎）

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