「録画テレビ」が主流になってきた。薄型テレビでは、録画対応製品の販売台数構成比が、この9月で88.2％とほぼ9割の水準に達した。昨年9月の53.0％から1年で35.2ポイント増と急激に拡大。この水準を、当面維持するものとみられる。録画テレビのうち、8割以上は外付けHDD用USB端子を備えるだけのものだが、数千円で外付けHDDを手に入れればすぐに録画できるとあって、時間差視聴で「見て」「消す」用途なら、これで十分という声も。つまりはレコーダーの存在意義が問われるわけで、録画以外の付加価値をつけていく動きが加速しそうだ。（道越一郎）

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