画質のよい高級コンパクトデジタルカメラが伸びている。レンズ一体型のうち、撮像素子1/1.7型以上の製品を高級コンパクトと捉えて分析すると、この9月の前年同月比は、販売台数で148.6％、販売金額は164.9％を記録。平均単価も4万2000円を超える水準で推移している。一方、1/1.7型未満の製品は前年割れが続き、平均単価も1万5000円前後と苦戦している。スマートフォンの台頭で、差異化するために高機能・高画質にシフトし始めたコンパクトデジタルカメラ。高級化の波はしばらく続きそうだ。（道越一郎）

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