店頭流通
ヤマダ電機、中国・天津本店オープン前日に会見、持ち株会社の設立を明らかに
2011/06/09 18:45
ヤマダ電機天津本店は、昨年12月オープンの瀋陽店に次ぐ2店舗目。山田会長兼CEOは、「瀋陽店は計画を上回る好成績を収めている」とアピールしたうえで、「その実績をもとに、天津本店で中国に家電量販店としての新しい方向性を示したい」と述べた。また、天津本店のオープンを機に、中国市場でチェーン展開を加速する方針を明らかにし、以前から掲げる「3年間で5店舗」が計画通りに進む見通しを示した。中国での売上高は、3年間で1000億円規模を目標としている。
中国事業を統括する持ち株会社は、「山田電機(中国)投資有限公司」の名称で北京に設立した。スタッフは現段階で20人。「中国現地に根ざし、地域社会とともに成長していく」としている。
中国語でのECサイトのオープンは、天津本店と同じ6月10日を予定しており、「どこよりも安いスペシャル価格を目指す。価格に加え、品揃えと物流機能を備え、店舗と同様のサービスを提供していく」(一宮忠男社長兼COO)。物流は、瀋陽と天津の店舗を効果的に使って、どの地域でも翌日納品できる体制を整える。
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