店頭流通
ブラザー販売 “ブラザーユニーク”とエコの両立を目指す
2010/10/14 18:45
週刊BCN 2010年10月11日vol.1353掲載
片山社長は「NEXT STANDARD ~未来にいいこと、ブラザーから~」と題して講演。「Brother World JAPANは、2010年で4回目を迎えた。景気が不透明ななかでも、ブラザーは画期的な新製品を投入して、市場に活気を取り戻したい」と意気込みを語り、これまで同様、グローバル企業を目指すとともに、社会貢献活動のほか、環境に配慮した製品化に注力していく方針を示した。これらに関しては、「社員のeco検定の資格取得率50%を目指す」との目標も掲げた。
今秋に発売するプリンタは、家庭向けインクジェットプリンタ「マイミーオ」と、オフィス向けのページプリンタ「ジャスティオ」。「マイミーオ」は、業界初の無線ファクス機能付きモデル「マイミーオフリー」のほか、11モデルを9月中旬から発売する。「無線ファクス機能は革新的」と片山社長は自信をみせる。マイミーオは、年間の販売台数50万台を目指す。
一方、年間のメーカー別販売台数シェア1位ベンダーを表彰する「BCN AWARD ページプリンタ部門」を2年連続で制する原動力となった「ジャスティオ」については、A4モノクロ機2モデルを11月に発売する。自動両面プリントに対応し、本体の小型化を図った。A4モノクロ機で、年間5万2000台の販売を目指す。
プリンタのイメージキャラクターには、俳優の松下奈緒さんを起用。松下さんは、今後、テレビCMをはじめ製品カタログやPOPなどの販促物にも登場する。
片山社長は、主力のプリンタ事業について、講演の最後に「ブラザーならではの技術で、コンパクト、通信、複合化と、常に製品を進化させてきた」とこれまでの取り組みを振り返り、「独自技術を生かした“ブラザーユニーク”とエコの両立を目指す」と今後の方針を力強く語った。(井上真希子)
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