店頭流通
ワイヤ・アンド・ワイヤレス 公衆無線LANスポット 業務提携で大幅増強へ
2010/07/15 18:45
週刊BCN 2010年07月12日vol.1341掲載
高津智仁社長 |
高津社長が掲げるビジョンの背景には、スマートフォンやiPadをはじめ、モバイルでインターネット接続ができる端末の普及で、公衆無線LANサービスの需要が急増していることがある。これを事業拡大の大きなチャンスと捉えると同時に、自社だけで急速なスポット拡大は難しいと判断し、バッファローなどの事業者や東京工業大学など、公衆無線LANスポットの既設エリアをもつパートナーとの業務提携に注力しているのだ。高津社長は、「ハードルは高いが、将来は携帯電話キャリアとの連携も考えていきたい」と、今後の展開を語った。
販売チャネルの拡大に向けた動きも加速化している。同社は現在、八つの販売チャネルをもっている。そのなかでは同社の主要株主でもある大手家電量販店のビックカメラとインターネットサービスプロバイダのTOPPA!が最も大きいチャネルだが、2011年春までには、さらに多くのパートナーを開拓していく構えだ。
高津社長は、Wi2を「公衆無線LANサービスのオペレータ」と位置づける。利用者の利便性を考えて多くの事業者と提携しながら、着々とビジョンの実現に向かっている。(ゼンフ ミシャ)
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