店頭流通
日立、IPSアルファの経営権の譲渡を発表、パナソニックが実質92%出資へ
2010/06/30 18:45
IPSアルファ支援会社は、日立ディスプレイズが保有するIPSアルファテクノロジ(IPSアルファ、米内史明社長)の全株式50.02%を承継。同日中に、日立ディスプレイズは、IPSアルファ支援会社の株式94%をパナソニック(大坪文雄社長)に、残り6%の株式を日立製作所に譲渡する。
これによってパナソニックは実質的にIPSアルファ株式の47.02%を取得することになり、すでに保有しているIPSアルファ株式44.98%を加え、IPSアルファに対し、実質92%の出資を行う。また日立製作所は、IPSアルファ支援会社の株式の6%取得などを通じて、IPSアルファに対して本年度中に実質5%の出資を行う予定。
IPSアルファは、テレビ用大型液晶パネルの設計・製造・販売、保守・サービスなどを行っている。製造した液晶パネルは、テレビのほか、液晶ディスプレイ、パソコンのモニタなどに使用されている。設立は2005年1月1日、所在地は千葉県茂原市早野3732番地。資本金は1000億円。
日立ディスプレイズは中小型液晶パネルおよび関連製品の設計・製造・販売、保守・サービスなどを行っている。資本金は352億7450万円。出資比率は日立が75.1%、キヤノンが24.9%。
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外部リンク
IPSアルファテクノロジ=http://www.ips-alpha.co.jp/
日立ディスプレイズ=http://www.hitachi-displays.com/