店頭流通
富士通と東芝、携帯電話事業の統合で合意、10月をめどに新会社設立
2010/06/17 18:45
統合によって、両社は国内における携帯電話端末の開発基盤を強化し、競争力のある携帯電話端末を開発することで国内シェアNo.1を目指す。また、双方がもつ小型端末技術などを生かし、今後、市場の拡大が見込まれるスマートフォンで競争力の高い製品を提供していく方針。今後、両社で具体的な検討を行い、7月末をめどに最終的な契約を締結する予定。
富士通は、NTTドコモ向けに、防水・防塵、指紋センサーなど、独自機能を搭載した端末を提供。東芝は、KDDI(au)を中心に、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの3キャリアに端末を提供してきた。また、2009年に生産を国内から海外へ切り替え、グローバルコストを意識した取り組みを行っている。「BCNランキング」によると、2010年1月-5月の5か月間の携帯電話全体の販売台数に占めるシェアは、富士通が13.7%で2位、東芝が3.5%で9位だった。1位はシャープで26.7%。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで128品目を対象としています。
(写真は5月20日に開催された製品発表会で撮影したもの)
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