店頭流通
W杯の販売効果は!? 家電量販店の期待度を探る(ベスト電器編)
2010/06/16 18:45
3Dテレビはプラズマ、液晶で異なる販売方法を展開
W杯商戦では、3Dテレビ、大画面テレビ、ブルーレイディスク(BD)レコーダーの販売に注力する。3Dテレビはパナソニック、ソニーの製品を扱うが、売り方は異なる。パナソニックの3Dテレビの場合は「3D機能だけなく、一般のプラズマテレビとしてみても、動画の応答性能など、従来よりも非常に性能が高い。そこでお客様には『今のプラズマテレビの最高画質で、3D機能も付いてきますよ』とすすめている」(斉藤店長)という。画面サイズは50インチ台を売っていきたいという。実際、こうした接客で65V型モデルの購入に結び付いた例もある。
ソニーの3Dテレビで力を入れるのは、40V型モデル。「手頃な価格で3Dが楽しめて、画面も明るく、2Dから3Dへの変換機能もありますよと説明している」(同)と話す。
大画面テレビはプラズマが50インチ台、液晶は40V、46V型を売っていく方針。「スポーツは大画面で見るほうが迫力があって、お子さんと一緒に楽しめますよ、と話している。また、価格もある程度落ち着いてきて、すすめやすい」(同)という。
BDレコーダーは、ダブルチューナー搭載でHDD容量が500GB以上のモデルを主力にする。ダブルチューナーの機種をすすめるのは「番組時間が重なった時に、お父さんや息子さんがW杯の試合、お母さんと娘さんが別の番組を録画できますよ、と2番組の同時録画機能が提案しやすい」(同)と、斉藤店長は理由を説明する。
売り場の各所に値頃感のある製品を置いてお客様の目を引く
ベスト電器日吉東急店は駅ビルの3階。縦長の売り場で、売り場面積は約2500m2。フロア中央のテレビ売り場はそのうち300m2、レコーダー売り場は100m2を占める。関連記事
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