店頭流通

ASUSTeK Computer 3DゲーミングノートPCを日本市場に投入

2010/04/28 18:45

週刊BCN 2010年04月26日vol.1331掲載

 ASUSTeK Computerは、エヌビディアの3D技術「NVIDIA 3D Vision」に対応する15.6型ワイドのゲーミングノートPC「G51Jx 3D」を4月24日に発売する。

エミリー・ルー
マネージャー
 アスース・ジャパン システムビジネスグループのエミリー・ルー・ビジネスデベロプメントマネージャーが「最新の技術を搭載したパワフルな製品」と語る「G51Jx 3D」は、ノートPCとして日本で初めてアクティブシャッター方式の3D(立体映像)を採用する。付属の3Dメガネをかけることで、解像度1366×768ドットで立体映像を認識することができる。既存のマイクロソフトのグラフィックス テクノロジ「Direct X9」以上に対応する400以上のゲームタイトルを3Dに変換し、3Dの動画や写真を楽しめるのだ。

 ルー・マネージャーは、「初回に500台を出荷。この四半期(2010年4~6月)で数千台は出荷できる」としながら、「まずはゲーミングPCで3Dに対応するが、コンテンツが増えれば、今後はより一般向けの3D対応PCを投入する予定」という。

 3Dの普及には、対応ハードだけでなく、コンテンツの拡大が不可欠だ。ASUSは、教育分野に期待を寄せる。「例えば医療現場で手術のトレーニングに3D映像を活用するなど、教育用コンテンツがあれば、3D対応PCをカスタマイズする準備がある」(ルー・マネージャー)としている。

 一方、3D技術を提供するエヌビディアは、「3Dを家庭で楽しめる時代がやってきたが、そのためにどんな機器を揃えればいいのかわからないという声が多い。『G51Jx 3D』は、専用のメガネが付属しているので、購入してすぐに3Dを楽しめる。価格も20万9800円と、決して高くない。『G51Jx 3D』で、3Dはより身近なものになるはず。当社は今後も、『3D Vision』に関してさまざまなパートナーと協業し、3Dを広めていきたい」(マーケティング本部の中村かおり・広報/マーケティング コミュニケーションズ シニアマネージャ)としている。(武井美野里)

G51Jx 3D。初回出荷300台限定でPCゲーム「AVATAR THE GAME」をダウンロードできるキーが付属する
  • 1

関連記事

エヌビディア 3Dテレビで広がる Fermi採用のコンシューマ向けGPU

3Dのキラーコンテンツは何か?