店頭流通
デジタルライフ推進協会 健全なルールづくりに向けて本格始動
2010/04/28 18:45
週刊BCN 2010年04月26日vol.1331掲載
「テレビ周辺機器市場を立ち上げたい」
牧誠代表理事 |
地上デジタル放送への移行などで、デジタル情報の利用形態が多様化するなか、「関連製品の開発と、著作権を保護したデジタル情報の流通方法とルールを幅広く議論する必要があるが、現時点では一部のメーカーに限られており、健全な状態ではない」と牧代表理事は主張。実現のためには、1社単独ではなく同じ考えをもつ企業が集結する必要があると判断し、一般社団法人を設立することとなった。「PC周辺機器のメーカーは“一匹狼”的な企業が多く、他社と連携することはあまり考えてこなかった。だが、今回は1社だけではどうにもならないので、他社との連携が絶対に必要だと思った」と牧代表理事は、異例のアライアンスであることを強調している。
中島正憲事務局長 |
約2か月間の準備期間を経て4月から本格的な活動を開始し、まず多くのメーカーが製品開発に参加するために、「どのような技術やルールが必要かを議論するワーキンググループを設置する」(中島事務局長)。同時に現在3社の会員企業を増やすための交渉も始める計画だ。すでにカーナビメーカーや家電量販店など、数社が活動内容に賛同している。メーカーだけでなく、販売店やデジタルコンテンツ保有企業などにも幅広く声をかけ、会員として取り込み、情報発信力を高めていく考えだ。(木村剛士)
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