店頭流通
ロゼッタストーン・ジャパン 家電量販での販売を示唆 12月末までに取り扱い店舗を2倍に
2010/04/22 18:45
週刊BCN 2010年04月19日vol.1330掲載
ロゼッタストーン・ジャパンは、米Rosetta Stoneの日本法人で、06年にロゼッタワールドとして設立。07年11月に直販サイトをオープンするとともに、現社名のロゼッタストーン・ジャパンに変更し、本格的に一般消費者向けの販売を開始した。その後、直営店舗として、「Rosetta Stone ららぽーと豊洲店」「ららぽーと柏の葉店」をオープン。これらの直営店に加え、丸善、ジュンク堂、紀伊國屋書店の一部店舗と、大学生協で販売を行っている。
大学生協は、全国228の加盟大学で注文を受け付けるほか、東京大学の本郷/駒場キャンパスと慶応義塾大学の三田キャンパス、早稲田大学には、販促コーナーを設けて製品をアピールしている。2010年内に、30の大学生協にコーナーを展開する計画だ。
語学学習ソフト「Rosetta Stone」は、アメリカ英語、イギリス英語、イタリア語、韓国語、中国語(北京語)など、世界31言語の製品展開。画像を見ながら、ゲーム感覚で学ぶことができるのが特徴だ。例えば、日本人は英語を学習する際に、頭のなかでいったん英語を日本語に翻訳してしまうが、「Rosetta Stone」は、目で見て覚えていく仕組みだ。学習していくうちに、日本語で考えないようになることを目指している。PCの語学学習ソフトで、類似の製品はあまりないという。
製品にはパッケージ版とオンライン版があり、パッケージ版は、レベルごとに一つの製品になっている。主な価格はレベル1が2万4800円、レベル2と3は、それぞれ3万2800円。さらにアメリカ英語やイタリア語など、主要な言語はレベル5まで揃える。
アメリカ英語のレベル1~5のセットは7万9800円で、パソコン学習ソフトとしては高価だ。しかし、合計で約300時間分のコンテンツで、1時間あたりの料金は数百円。PCさえあれば、自分のペースで好きな時間に学習できることを訴求ポイントとする。
オンライン版の主な価格は、1言語、6か月で2万8800円、12か月3万9800円で、期間中は自由に利用できる。(田沢理恵)
- 1