店頭流通
セントレードM.E. 業務用LED照明市場に参入 AV機器ブランド「AVOX」を採用
2010/03/25 18:45
週刊BCN 2010年03月22日vol.1326掲載
松嵜博之社長 |
業務用LED照明ビジネスの立ち上げに伴い、店舗内外装の企画・設計・施工のほか、カーボンオフセットのノウハウをもつレモンピールプラス(矢口勉代表取締役)を、09年11月に傘下に収めた。2010年2月には、レモンピールプラスのスタッフとセントレードM.E.の役員や社員を含む計20名のプロジェクトチームを結成。アーケード商店街をメインターゲットに営業活動を開始した。ユーザーターゲットに、LEDへのリプレースで電気代やCO2を具体的にどのくらい削減できるかなどのシミュレーションを行う提案型の営業手法により、顧客獲得を目指す。製品は、韓国メーカーのOEMで調達。ブランド名に、「AVOX」を使用してアピールする。
松嵜社長によると、電球を含めた国内のLED照明市場は、「来年、再来年のうちに、1兆円を超えてくる。将来は3兆円前後の規模になる」という。ある自治体では、商店街の街路灯をLEDに替えれば補助金を支給する制度を設けている。このように、国や自治体には、LED照明への切り替えを促進する動きがある。国を挙げてCO2削減を目指すなか、こうした取り組みがさらに広がっていけば、企業のLED照明リプレースが加速していくとみられる。松嵜社長は、「今年後半あたりから、市場拡大が本格化してくる」として、早期にLED照明ビジネスの足場を固める計画だ。(田沢理恵)
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