店頭流通

トライウイン 世界初のドライビングモニタ

2010/03/11 18:45

週刊BCN 2010年03月08日vol.1324掲載

 トライウイン(中城正一社長)は、2010年1月に、クルマを運転する人の不注意運転を感知、警告する世界初のドライビングモニタ「Dramoni(ドラモニ)」を発売した。「大手メーカーが製品化しない隙間」(商品企画担当の石井秀樹係長)を見つけ、独自の機能や技術を武器に、ユーザーを開拓する考えだ。

常に「初」を目指して──

 「Dramoni」は、居眠りなどが原因の事故が多いとされる60歳以上のドライバーを主なターゲットにする居眠り警報装置。車の蛇行を感知したり、カメラで運転者の視点の変動を監視したりするほか、ドライバーに電極やセンサを装着して心拍や呼吸の変動を検出。危険な状態になる直前に、音声と光で警告する。製造には高度で精密技術が必要で、生産は日本国内で行う。

 トライウインは、「価格を抑えながら、機能や技術に関して『世界初』や『日本初』など、常に『初』を目指した製品を投入したい」(石井係長)というスタンスで製品を開発している。斬新なアイデアや独自の技術を盛り込んだ製品で、中小メーカーでありながら「大手と同じ土俵で戦う」(石井係長)と意気込みを示している。

 今後は、主力製品であるカーナビゲーションシステムのラインアップを拡大しながら、Bluetooth対応のヘッドセットやデジタルフォトフレームなど、新しいジャンルにも積極的に参入。低価格と独自性をユーザーにアピールする方針だ。(Senf Mischa=ゼンフ ミシャ)

世界初というドライビングモニタ「Dramoni」
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