店頭販売奮闘記
【店頭販売奮闘記】ワコム(下) 常に販売員の立場で考える
2010/02/18 18:45
週刊BCN 2010年02月15日vol.1321掲載
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塩川浩章 営業本部 流通営業部 流通営業Gr. |
勉強会の最後には、1ページ建ての確認テストを実施する。テストを基にコミュニケーションをとって商品を理解してもらうのが狙いだ。テストを行った後は、「分からなかった部分について電話で問い合わせがくる」ことも多く、販売員側から積極的に製品を知ろうとしてくれるという。
塩川氏が自ら率先して販売店に提案していることは、タブレットの展示台の置き場所。人の流れが激しいエスカレータ前に持っていきたいところだが、販売店側も一等地には一番の売れ筋商品を置きたいと思っているので、なかなか難しい。そこで、2008年からは、年賀状シーズンにはがき作成ソフト「筆まめ」を販売するクレオとタッグを組んで両社共同で販売店に提案することで、一等地の売り場獲得を目指している。具体的には、両社の売り場でそれぞれの製品を展開するほか、特別ブースを設置。共同でPOPも作成する。そのほか、キヤノンのプリンタやアップルのパソコンと組んで、似顔絵イベント等を実施することもある。
今後も、「さまざまな製品と繋がる」というタブレットの特性を生かした店頭施策で、絵や漫画に慣れ親しんでいない人にも商品をアピールしていく。(武井美野里)
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