店頭流通

ソフトバンクBB 携帯アクセサリー 量販展開強化へ

2010/01/14 18:45

週刊BCN 2010年01月11日vol.1316掲載

 ソフトバンクBB(孫正義社長)は、自社ブランド「SoftBank SELECTION」で展開する携帯電話アクセサリーの量販店向けモデルの販売強化を図る。第1弾として、2009年10月30日から「ソフトケース for iPhone 3GS/3G」や「フリップスタイルレザーケース iPhone 3GS/3G」など、全22アイテムの販売を開始。今後はケースの新製品を投入し、さらにBluetooth搭載のワイヤレスヘッドセットや液晶保護フィルムなどを第2弾、第3弾として投入する計画だ。チャネルを拡大することで、ユーザーが携帯電話を購入する時点での周辺機器の提案強化を図る。

 「SoftBank SELECTION」は、PCソフトと携帯電話アクセサリーで展開するブランド。PCソフトは同社子会社のBBソフトサービスが家電量販店で販売しているが、ソフトバンクBBが展開する携帯電話アクセサリーについては、ソフトバンクモバイルの携帯ショップや直販サイトで販売してきた。

 しかし、量販店からの要望が多かったこと、またユーザーから端末カタログに掲載にしている「SoftBank SELECTION」に関する問い合わせが多かったことから、これらのニーズに対応。09年10月30日から、iPhone用ケースを手始めに量販店での販売を開始した。今後はBluetooth搭載のワイヤレスヘッドセットや液晶保護フィルムなど、他のアイテムの展開も行っていく計画だ。

 ソフトバンクBBのコマース&サービス統括CN事業推進本部ハードウェアMD部SBSマーケティング課の西川典子氏によると、「携帯電話は、機能面で何を重視しているのかなどをお店で相談する傾向がある」という。その際、例えば動画や情報量の多いサイトをダウンロードして楽しめる「ケータイWi-Fiチャンネル」を利用したい人には、4GB以上のmicroSDカードを、音楽を聴きたい人にはイヤホンを、車を運転する人にはBluetooth搭載のワイヤレスヘッドセットを勧めるなど、「購入した携帯電話の機種に関連のありそうな周辺アクセサリーをセレクトして提案」できる。このため、販路を家電量販店に拡大。携帯電話本体購入時の提案販売を強化する。

 また、同社はiPhoneを除けば、ソフトバンクモバイルの携帯電話の発売に合わせて液晶保護シールをいち早く発売できることが強み。この強みを最大限に生かすためにも、量販店での製品展開に力を入れていく方針だ。(田沢理恵)

量販店向けモデル「フリップスタイルレザーケース iPhone 3GS/3G」。ICカードが収納できる
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